茨城県土浦市神立町 マンションの浴室リフォーム

土浦市マンションの浴室リフォーム事例

リフォームの概要

物件種別	マンション
施工費	82.4万円（税込90.6万円）
リフォームの目的	劣化、汚れ、臭い
リフォーム内容	浴室交換工事
リフォーム期間	4日間
間取り	1216サイズ
リフォーム面積
築年数	築35年
施工場所	茨城県土浦市

施工前

施工後

担当者のコメント

　土浦市の築35年の分譲マンションで、中古物件を購入されたご夫婦の施主様より「浴室だけは古さやにおいが気になる」とのご相談をいただき、リフォームをお任せいただきました。
内装の一部にはすでに手が入っていたものの、水まわりはクリーニングのみで使用感や経年による劣化が目立ち、排水のにおいも気になっていたため、より清潔で快適な浴室空間へのリニューアルをご提案しました。
今回採用したのは、TOTOのマンションリモデルバスルームWSシリーズ Tタイプの1216サイズで、築年数のあるマンションでも収まり良く設置できる点と、機能性・メンテナンス性に優れている点が選定のポイントです。リフォーム後は、出入口にあった約10cmの段差が解消され、つまずく心配がなくなったほか、浴槽のまたぎも低くなったことで、ご夫婦が将来的にも安心して使い続けられるバリアフリーな空間へと生まれ変わりました。また、シャワーヘッドの高さを調整できるスライドバーを設置したことで、入浴時の姿勢も楽になり、手すり代わりにもなる安心設計になっています。床には乾きやすく、水が溝に沿って流れる仕様のTOTO「カラリ床」を採用し、滑りにくく衛生的な環境を整えました。さらに、換気扇はタイマー付きのスイッチを導入し、湿気のこもりを防ぎながら、消し忘れの心配もない便利な仕様となっています。
築年数が経過した住まいでも、設備の更新とちょっとした工夫で、日々の暮らしがぐっと快適に、安全に変わります。今回の工事でも「思い切ってお願いして本当によかった」とのお言葉をいただき、安心してお使いいただける浴室に仕上がったことを嬉しく思っています。

リフォームのこだわり

今回の浴室リフォームでは、築35年のマンションということで、施工にあたっては細かな制約や現場特有の工夫が必要でした。特に気をつけたのは、マンション特有の構造上の梁が浴室内に張り出していた点です。ユニットバスを設置する際には、梁の形状に合わせて壁パネルや天井材を現場で丁寧にカット・調整する必要があり、既製品をそのまま納めることができないため、ミリ単位での採寸と精度の高い施工が求められました。こうした点は、戸建てにはないマンション特有の難しさであり、今回も慎重に対応させていただきました。
また、ご夫婦が今後も長く快適に使えるようにとの思いから、浴室の出入り口の段差を可能な限りなくすことを必須条件とし、元々10cmほどあった段差を極力フラットに近づけるよう設計と施工に工夫を重ねました。床のかさ上げやユニットの納まりを綿密に調整することで、つまずきにくく、日々の入浴が安心して行える仕上がりになっています。
マンションリフォームでは、既存の構造や上下階への影響、限られたスペースの中でいかに使いやすく仕上げるかが重要ですが、今回も使う方の目線での「安全性」「納まりの美しさ」「掃除のしやすさ」にこだわり、細部まで丁寧に施工させていただきました。