埼玉県入間市キリスト教会の外壁・屋根防水塗装、屋上ハッチ制作、室外機撤去工事

リフォームの概要
| 物件種別 | 教会 |
|---|---|
| 施工費 | |
| リフォームの目的 | 老朽化に伴う漏水 |
| リフォーム内容 | 外壁塗装、屋上防水塗装、屋上ハッチ制作及び取り付け、屋上室外機撤去 |
| リフォーム期間 | 約1ヶ月 |
| 間取り | |
| リフォーム面積 | 650㎡ |
| 築年数 | 約32年 |
| 施工場所 | 埼玉県入間市 |
施工前










施工後










担当者のコメント
このたびは、埼玉県入間市にあるキリスト教会様の築32年となる建物について、外壁塗装、屋上防水、壁からの漏水対応、不要となった室外機の撤去処分、屋上ハッチの制作及び取り付けを施行させていただきました。
まず、調査段階で特に問題が大きかったのは、ALC外壁全体の経年劣化でした。ALC外壁は耐久性の高い外壁材ですが、築32年が経過していることもあり、複数箇所でシールが切れている状態で、そこから壁からの漏水が発生し、最終的には礼拝堂の天井から雨漏りにつながっていました。既存シールは硬化が進み、本来の弾性が失われていたため、今回は外壁全周のシール増し打ちおよび一部シール打ち替えを行っています。
外壁塗装については、チョーキングが著しく、旧塗膜の劣化が進んでおりましたので、通常のシリコン塗料ではなく、耐候性の長いラジカル制御塗料を採用しました。ラジカル制御塗料は、次回のメンテナンスサイクルを長くできるため、教会のように長期にわたって使用される建物には特に適しています。外壁塗装の際には、縦方向に伸びるシーム部分のシール劣化が多かったため、塗料とシールの密着性にも配慮しながら仕上げています。
また、付帯部では縦樋の金具交換が必要な箇所が複数見られました。古い金具が錆びて外れていたことで、樋の固定が甘くなり、錆汁が外壁に流れ落ちて美観を損ねていましたので、錆汁の除去と金具交換を同時に行い、塗装前に下地処理を徹底しました。
屋上に関しては、既存の防水層が硬化し、亀裂や浮きが出ており、ここが屋上防水の大きな課題でした。また、使われなくなった古い屋上室外機の撤去も行い、撤去後の架台部分も含めて下地補修を実施。そして屋上全体には、耐久性とメンテナンス性に優れたアトレーヌ防水(塗膜防水)を採用しました。アトレーヌは屋上の形状が複雑な建物や屋上ハッチ周りのような細部の立ち上がりが多い場所でも施工性が高く、今回の教会屋上との相性も非常に良い工法です。
今回の工事では、長年ご使用されてきた屋上ハッチにも大きな課題が見つかりました。既存のハッチは木下地枠に薄い鉄製シートを巻いた構造となっており、築年数を考えると耐久性に不安がありました。また、ハッチの形状が箱型で、開閉部分には自在の車輪が付いているだけの簡易的な構造だったため、特にご高齢の牧師先生が開け閉めするには非常に重く、日常的な負担が大きい状況でした。
そこで今回は、より安全性と耐久性を高めるために、鉄製の三角屋根型ハッチを新たに製作しました。三角屋根型にした理由は、雨が溜まらず防水性が向上すること、そして強度を確保しつつ見た目もスッキリ収まるためです。
さらに、開閉時の負担を軽減するため、ハッチの両脇にスライドレールを採用し、力をかけずにスムーズに動く構造に改良しています。これにより、牧師先生でも片手で軽く開けられるほど扱いやすくなりました。また、ハッチを全開放した際に重量が一点に集中してしまう問題があったため、新しいハッチには耐荷重の高い車輪を取り付け、開いた状態でも安定して支えられるように設計しています。
安全性、防水性、使いやすさのすべてを考慮したハッチに仕上がりましたので、今後は安心して長期的にご利用いただけると思います。
今回の工事では、外壁塗装・屋上防水・シールの増し打ち・屋上室外機撤去・縦樋金具交換・屋上ハッチ取り付けなど、多岐にわたる作業を同時に進める必要がありましたが、教会活動への影響が最小限となるよう工期を調整し、細部まで丁寧に施工しています。教会の大切な建物が、これからも安心してご利用いただけるよう、これらの工程を通して防水性・耐久性・美観性の向上を図ることができました。
今後も定期点検や細かなメンテナンスについてもサポートさせていただきますので、長く快適にご利用いただければ幸いです。
リフォームのこだわり
施工を始めた際に気になったのは、ALC外壁のシール切れによる漏水や、天井への雨漏りでした。長く大切に使われてきた建物だからこそ、外壁や付帯部の細かな劣化も丁寧に確認し、外壁塗装には耐久性の高いラジカル制御塗料を採用するなど、次のメンテナンスまで安心してお使いいただけるよう工夫しています。
屋上では、防水層のひび割れや浮きが見られたため、状態に合わせて下地をしっかり補修したうえでアトレーヌ防水を施工しました。また、使われなくなった室外機の撤去後には、跡が残らないよう補修を行い、防水性能を損なわないよう注意しながら仕上げています。
特にこだわったのが、屋上ハッチの改善です。もともとのハッチは木下地に薄い鉄板を巻いただけの構造で、重く、牧師先生が開け閉めするには大変な状態でした。そこで、雨がたまりにくく丈夫な三角屋根型の鉄製ハッチを新しく製作し、スライドレールを取り付けることで負担なく開けられるようにしています。全開時に重みが集中しないよう、耐荷重の高い車輪を採用している点もこだわりのひとつです。
工事中は、教会での礼拝やご予定に支障が出ないよう、作業日程や騒音の出る工程を相談しながら進めました。建物全体の防水性や使いやすさが大きく改善され、これからも安心してお使いいただける環境になったと思います。
これからも定期的な点検やメンテナンスを通して、教会の大切な建物をしっかり支えていきたいと考えております。

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